イギリス留学を達成した 渡辺弘太くん

弘太が初めてキャタルに来たのは、去年の12月だった。

当時はまだ目標も明確ではなく、自分から進んで来たというより父親に連れて来られた感があった彼には、思春期の男子特有のシャイな面を持ちながらも、何かに全力でぶつかりという内なる闘争心も感じた。ただ、それが何に対してかは、本人はまだ気づいていなかった。この時に決まっていたことは、慶応ニューヨーク学院を受験するということ。とにかく、前に進みながら目標を明確にしていこうということで、レッスンが始まった。

レッスンで最初にしたことは、慶応ニューヨークの志望理由書を作ること。大抵の生徒が苦戦するところではあるが、弘太はそうではなかった。自分の将来の目標であるファッションデザイナー、しかも世界を舞台に活躍できるようなデザイナーになるためには、色々な文化に触れ、共通語である英語を身につけ、将来的には海外でデザインの勉強をするという道筋が明確だったから。

この頃から彼の目つきは変わっていった。将来の大きな目標を達成するために、目の前の目標をクリアする必要があることを知り、そのために何をしなければいけないかを知った人は大きな力を持つ。そして彼もその例外ではなかった。人一倍大きな声で英語を読み、人一倍単語カードを書き、人一倍熱心にレッスンに取り組んだ。慶応ニューヨークの入試の直前に行われた「直前講習」では、体調を崩しながらも、周りに迷惑をかけないようにマスクをしながら参加、自分の夢に近づけるなら何時まででも勉強をするという強い気持ちをレッスンにぶつけるようになった。
我々はニューヨーク校を受ける生徒達に単純に受験に合格して欲しいと思うと同時に、受験の準備の中でたくさんのことを学んだ姿を見て誇らしさを感じた。もちろん、その中に弘太もいた。

3月初旬に現地ニューヨークで行われた試験にキャタルからは、25人が受験をした。一緒に勉強をしてきた仲間達が一緒に試験を受ける楽しさや安心感と、もし自分だけがという不安を感じながら全員が試験を終えて帰国した。その約10日後に試験結果が発表され、20人が見事に合格した。しかし、そこには弘太の名前は無かった。

本人がどれだけ悔しい思いをしたかは、本人にしか分からない。しかし、彼はその事実と正面から向き合い、それでも自分の夢を実現したいと考えた。そのためには、慶応で無くともアメリカに留学したいという気持ちは強く、ボーディングスクールに目標を切り替えて、再出発をした。周りの合格した友達を見ながらも緊張を切らすことなく次の目標に向かって努力する姿を見て、慶応ニューヨークを受けようとしていたとき以上に彼の成長を感じた。慶応ニューヨークの発表から遅れること3ヶ月、6月の頭に第一志望のチェシア・アカデミーから合格通知が来て、弘太にも少し遅い春がやってきた。だが、その余韻を楽しむまもなく彼は自分の目標のためにアメリカに旅立っていった。

最後に彼は僕達に長いメールをくれた。それを読めば、英語に真剣に取り組むことによってどれだけ成長したかが分かってもらえると思う。
c0070949_1874294.jpg
渡辺弘太くんと鈴木先生

* ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' *
「キャタルで学んだ事」   渡辺 弘太

僕は今月でキャタルに通い始めて6ヶ月にになります。僕は最初は慶應ニューヨーク学院の受験勉強のためにキャタルに通う事に決めたのですが、キャタルに通う前までは英語に興味もなくただ授業の科目であるという風にしか考えていませんでしたし、慶應ニューヨーク学院に入りたいという強い意思や目標を持っていませんでした。だからキャタルは僕にとって英語を学ぶためだけという認識しかありませんでした。ですが、僕がキャタルで最初にした事は慶應ニューヨークの志望理由を書くという事でした。僕はその時、慶應ニューヨーク学院に行ったほうがいいという考えしかもっていませんでした。だからなぜ慶應NYに行きたいのかという質問は僕にとってはとても難しいものでした。ですが、この質問を考える事で僕は慶應ニューヨーク学院の志望理由や自分の夢や目標に気づき、この学校に行きたいという気持ちが増して勉強にも力を入れる事ができました。
僕はニューヨーク校には受かりませんでしたが、この受験やキャタルに通った事で数多くの事を学びました。英語力の向上はもちろん、毎日勉強をする習慣がつき、自分とむきあって自分の目標や夢を見据える事ができました。僕は6月28日からコネチカット州にあるチェシア・アカデミーという学校に行きます。僕はキャタルで学んだ事を活かしてチェシア・アカデミーで4年間色々な事を学んでいき、そしてその先にある自分の夢を実現して行きたいです。キャタルのスタッフ、先生方、そして一緒に勉強を頑張ってきた皆、本当にありがとうございました。

* ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' * ' *

[PR]

by catal | 2007-07-10 18:17 | 授業紹介  

<< ロンドン大学卒 川合 英里奈先... 『脳を育て、夢をかなえる』 >>